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変形性膝関節症

2019/05/24

変形性膝関節症は、関節軟骨の変性を基盤とした疾患であり、男女比はほぼ1:3で、日本では、変形性膝関節症の85%以上が内反変形を呈し、外反変形を呈する例は少ないです。

膝関節のこわばる感じを初徴とするものが多く、長く正座したりあぐらをかいた後に立ち上がる際の疼痛や、膝が伸び難いことを訴えます。通常、座位から立ち上がる時の疼痛は歩行によっていったん消失しますが、長時間の歩行で再び疼痛が起こります。疼痛は膝関節の内側、あるいは膝蓋骨の周囲にあり、膝窩部に緊張感を訴えるものもあります。階段や坂道の昇降時にも疼痛を感じます。初期には関節可動域はあまり侵されませんが、わずかに伸展と正座が制限される程度です。

稀に突然、嵌頓症状(ロッキング)といって関節が引っかかる感じで動かなくなることもありますが、これは変性し摩滅した半月板、増殖した滑膜ひだ、あるいは遊離体が関節間に嵌頓するためです。女性では、下腿静脈瘤がしばしば認められており、この循環動態の異常が夜間痛に関連するといわれています。

内反型変形性膝関節症では病変が進行すれば、膝関節は屈曲、内反変形が増強し、内側関節面での接触部分が後方に変位するため、脛骨は大腿骨に対し外旋した変形を生じます。

疼痛や炎症を抑えるために、正座を避けたり、速歩ではなく一歩一歩緩やかに歩いたりします。また、杖をつくと、膝に加わる負荷が30%前後減少します。

大切なのは、積極的に膝周辺の筋力強化で筋肉サポーターを作り膝関節を安定化させることです。また、体幹や股関節の筋力強化、関節可動域を回復させることによって姿勢が正常化し、重心の位置が変化し、膝関節に負担がかかりにくくなります。