BLOGブログ
BLOG

足関節捻挫

2019/08/21

足関節捻挫は日常的にみられる外傷の1つであり、米国では1日23000件の発生があるともいわれています。足関節捻挫の重度は靭帯断裂であり、損傷する靭帯群により、外側靭帯損傷、内側靭帯損傷、脛腓靭帯損傷に分けられる。また、受傷機転により内がえし捻挫と外がえし捻挫に分けられる。足関節捻挫は、不安定性、反復捻挫および痛みなどの後遺障害を残すことがあります。

1)外側靭帯損傷

足関節捻挫の多くは内がえし捻挫であり、外側靭帯を損傷することが多いです。前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の順に断裂していくと考えられています。足関節と距骨下関節は靭帯を共有している複合体なので、靭帯断裂時には骨間距踵靭帯も同時に損傷している例もあります。外果(外くるぶし)を中心に痛み、腫脹、皮下出血があり、中重度の損傷では歩行困難になります。

陳旧例では、機能的不安定性と呼ばれる足関節の不安定感、外果部痛、反復性の捻挫を伴う症状を訴える後遺症の頻度が高いです。この症状は、靭帯の不安定性の程度とは必ずしも相関しません。

2)内側靭帯損傷

足関節の内側靭帯の存在部位により脛舟部、前脛距部、脛踵部、後脛距部の4つに分類されます。全体としては三角形の形状を呈しており、三角靭帯とも呼ばれています。内側靭帯損傷は足関節を外がえしすることによって発生しますが、外側靭帯と比べて強靭であり、しばしば内果(内くるぶし)の裂離骨折となります。

3)遠位脛腓靭帯損傷

足関節の外転、外旋が強制された際に、距骨に強い回旋が加わると脛骨と腓骨は離開を起こします。この時に、遠位脛腓靭帯の損傷を伴うことが多いです。