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骨折|武蔵新城のY's鍼灸接骨院

2022/05/05

武蔵新城のY's鍼灸接骨院は、骨折についてご説明いたします。

骨折とは、骨の連続性が完全あるいは部分的に絶たれた状態をいいます。骨折は、骨の性状、骨損傷の程度、骨折線の方向、骨折の数、骨折と外創交通の有無、外力の働き方、骨折の部位、骨折の経過などにより分類されていますので、いくつかご紹介いたします。

□ 骨の損傷の程度による分類

骨の損傷は、完全骨折と不全骨折に分類することができます。

○ 完全骨折とは、骨の損傷によって骨組織の連続性が完全に断たれたものです。

○ 不全骨折とは、一般にヒビともいわれ、骨の一部が損傷されていますが、骨の連続性を保たれているものです。骨の形態や年齢によって特有な骨折型を呈します。

□ 骨の性状による分類

骨の性質や状態によって外傷性骨折、疲労骨折、病的骨折に分類されます。

○ 外傷性骨折とは、正常な骨に外力が作用して、骨組織の連続性が完全あるいは部分的に離断されたものです。

○ 疲労骨折とは、一度だけでは骨折を起こさない程度の外力が持続的に作用するか、または一方向に衝撃性外力が繰り返して作用し、それが集積されて発生するものです。スポーツ選手が長時間の疾走や跳躍などの練習を繰り返すことによって、筋肉の骨に対する反復作用や、地面からの律動的な衝撃のために、正常な骨に損傷が生じて、やがて骨膜反応が起こり、はっきりとした骨折が認められるようになります。中足骨や脛骨、腓骨、肋骨、腰椎などに発生します。

○ 病的骨折とは、骨に基礎的な疾患があって骨組織が脆弱になっている時に、正常な骨なら骨折が起こりえないようなわずかな外力によって発生するものをいいます。高齢者の骨粗鬆症や転移性骨がん、副甲状腺機能亢進症などの基礎疾患があります。また、これらの基礎疾患を持つ患者さまに骨折が必発するものではありません。