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変形性股関節症|武蔵新城のY's鍼灸接骨院
2023/01/08
武蔵新城のY's鍼灸接骨院は、変形性股関節症についてご説明いたします。
変形性股関節症は、股関節軟骨の変性、摩耗によって関節の破壊が起こり、これに対応して骨硬化や骨棘形成などの骨増殖が起こり股関節の変形と疼痛、運動制限をきたしてしまう進行性疾患になります。
原疾患が明らかでない一次性変形性股関節症と、先天性股関節脱臼、同亜脱臼、臼蓋形成不全などの疾患に続発する二次性変形性股関節症があります。わが国では一次性が15%程度、二次性が80%になります。二次性の基礎疾患は女性に圧倒的に多いため、変形性股関節症もまた女性に多いです。
軽症の先天性股関節亜脱臼や臼蓋形成不全はしばしば治療されずに過ごされる場合もありますが、20歳前後で何らかの症状がみえてきます。主な成因は加齢現象による軟骨の変性と、体重の3倍が股関節にかかるという荷重になります。
疼痛は股関節痛とは限らずに殿部痛や大腿部痛、膝上部痛を訴えることがあります。運動時痛や歩行時痛も認められます。一般に疼痛の増強とともに股関節の可動域制限がみられます。初期にはあまり制限はみられませんが、次第に内旋や外転制限、屈曲や伸展制限が起こります。
進行は緩やかなので、疼痛が軽度であるものは可動域訓練や筋力強化訓練などの保存的治療が行われ経過を観察して進行するようであれば、また、疼痛が強いようであれば観血的治療も考えます。