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変形性頚椎症|武蔵新城のY’s鍼灸接骨院
2023/05/13
武蔵新城のY’s鍼灸接骨院は、変形性頚椎症についてご説明いたします。
頚椎と頸部椎間板の退行変性(加齢による変化)に基づく椎体周辺の骨増殖と椎間腔の狭小化を生じて、頚神経や脊髄が圧迫されて症状を呈する疾患になります。
変形性頚椎症は加齢現象であり、50歳以上の頸椎における著名な骨棘形成は45%、65歳以上で頸部に愁訴のない方でも変形性頚椎症の典型的なレントゲン撮影上の所見が75%もあるといわれています。
頚椎部の脊柱管は上部ほど広く下部に向かって細くなっています。その最も狭い部分は第5~6頚椎部になります。一方、脊髄はちょうどその場所で膨大部分を形成しているため、脊柱管と頚髄の膨大部が近接していて、余分なスペースが最も少なくなっています。したがってこの部分では脊髄が容易に圧迫を受けやすくなっています。さらに頸椎はその生理的彎曲このレベルで最も大きくなっているので、変形性頚椎症の症状がこの部分で出現しやすくなります。
肩こり、背部痛、頚部痛、緊張型頭痛、肩から上肢にかけての放散痛などが初期症状として起こります。神経根症状としては手指のしびれ感や握力の低下、母指球や小指球、虫様筋の萎縮を起こします。また、手の細かい運動の障害を起こしてきます。脊髄症状を起こしてくると下肢の痙性麻痺のために歩行障害を起こしたり、さらには膀胱直腸障害を起こします。