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膝半月板損傷|武蔵新城のY's鍼灸接骨院

2023/03/19

武蔵新城のY's鍼灸接骨院は、膝関節の半月板損傷についてご説明いたします。

半月板は大腿骨と脛骨の関節面の間に存在する線維軟骨性組織になり、骨性に不安定な関節面に適合性を与えるだけではなく、衝撃を分散・吸収し、また滑液の関節腔内への拡散を助けるなど、多面的な機能を持っています。したがって、外傷により半月板を損すると膝関節の機能に多大障害をきたすことになります。

若年者はスポーツ活動で損傷することが多いです。膝関節の屈伸に下腿の回旋が加わった際に受傷します。多くは内側側副靭帯や前十字靭帯など、他の損傷に合併します。とくに内側の損傷が多いです。

小児では形態異常(円板状半月)、高齢者では変性を基盤として損傷することがあり、この場合には外傷の機転が明らかでないことも多いです。

損傷側の関節裂隙を中心とした荷重時痛、引っかかり感を伴った運動時痛を訴えます。圧痛は損傷側の関節裂隙にみられます。そのほかに、損傷した半月板が不安定となり、関節内で挟まって膝の伸展が不能となってしまうロッキング、クリック、関節血腫または水腫などの症状がみられます。経過の長い症例では、大腿四頭筋の萎縮を認めます。

炎症や疼痛が軽減してきたら、手技療法や物理療法、運動療法を行い、関節のアライメント調整や筋機能を高めて、半月板に負担がかからない膝関節機能を獲得していきます。