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変形性腰椎症|武蔵新城のY's鍼灸接骨院

2023/03/05

武蔵新城のY's鍼灸接骨院は、腰痛の変形性腰椎症についてご説明いたします。

変形性腰椎症とは腰部椎間板の加齢による変化である退行変性に基づいた椎体周辺の骨増殖と変形、椎間腔の狭小化を生じたものです。そのため、神経が圧迫されて疼痛や運動制限、姿勢不良をきたす疾患になります。現代の高齢化社会では非常にありふれた重要な疾患になります。一方、腰椎における脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、腰椎の圧迫骨折など変形性腰椎症と深い関連性があります。こうした疾患は年齢的にも合併しやすいために症状を助長していることも多いです。

中年から高齢層にかけて発症しており、腰痛、腰背部痛、坐骨神経痛などの疼痛が主な症状になります。下肢の知覚低下や筋力低下、運動制限も起こってきます。疼痛は激痛ではありませんが、体動時に増強して安静で改善します。また、同一姿勢から次の運動に移る時に強くなります。

椎体の前方の上縁や下縁に骨棘を形成して、しばしば犀角状になったり上下で架橋することもあります。腰椎の後弯化、椎間腔の狭小化を起こします。しばしば脊椎すべり症や側方への脱臼すら認めることもあります。ただし、こうした腰椎の変形性所見がただちに症状の発現と関連しているとはいいきれませんの注意が必要です。